2024/07/05 13:25
前島の葉豆瑠(バズル)農園で太陽をたっぷり浴びて育ったじゃがいもたち。
男爵やメークインのほか、珍しい品種「アンデスレッド」「シャドークイーン」も栽培に成功し、収穫が進んでいます。
今回は「シャドークイーン」について、効能やオススメレシピをご紹介します。
シャドークイーンは長い楕円形をしているため、メークインに似ていますが、皮は黒に近い濃い紫色をしていて、実は鮮やかな紫色をしているという大きな特徴があります。
黒に近い紫の色合いがまるで影のようであること、メークインのような形をしていることから「シャドークイーン」と名付けられました。
シャドークイーンにはでんぷんがさほど多く含まれていないため、粉っぽさがありません。実はメークインとサツマイモの中間くらいの粘性があり、加熱するとねっとりとした食感になります。
【効果効能】
■アントシアニン
シャドークイーンの皮や実の鮮やかな紫色はアントシアニンと呼ばれる成分によるものです。紫色のじゃがいもの品種には「きたむらさき」や「インカパープル」などがありますが、シャドークイーンはそれらと比較するとアントシアニンの含有量が3倍ほど多いのだそうです。
アントシアニンはポリフェノールの一種で、ブルーベリーなどにも多く含まれています。
ポリフェノールには抗酸化作用があり、動脈硬化や老化予防、生活習慣病予防にも効果が期待できます。さらにはコレステロール値を下げる働きもあるといわれています。心臓を守る作用や、病気に伴う血管新生(新しく血管ができること)を抑える効果などの研究も進められており、一定の効果があると報告されています。
■ビタミンC
ビタミンCが豊富なじゃがいもですが、シャドークイーンにも100gあたり35㎎ものビタミンCが含まれているといわれています。これはレモンにも匹敵する量です。
また、ビタミンCは熱を加えると壊れやすい性質を持っていますが、じゃがいものビタミンCはデンプンに保護されているため加熱しても壊れることがありません。蒸したり焼いたりと加熱調理しても栄養効果が期待できます。
■高血圧やむくみ予防効果
シャドークイーンはカリウムも豊富。カリウムはナトリウムと共に、人体に不可欠なミネラルのひとつです。
カリウムには優れた利尿作用があり、体内の余分な水分や塩分を排出し、血圧を抑える働きがあります。
【シャドークイーンのオススメレシピ】
シャドークイーンの実の鮮やかな色は加熱しても残ります。また、男爵やメークインなどの一般的なじゃがいもは皮をむいて切ると、空気に触れることにより酸化され、ピンク→赤→紫→黒と変色してしまいますが、シャドークイーンは酸化による変色が起こりにくいのが特徴です。そのため、鮮やかな紫色を活かした料理に使われることが多く、炒め物や揚げ物に向いています。
シャドークイーンの実はメークインのように粘性がありますが煮崩れはしやすいです。また、紫色の色素であるアントシアニンは水に溶けやすい成分なので煮物など水分の多い調理をすると、他の食材に色移りしてしまい見た目を損ねることがあります。
カラフルフライドポテト

他のじゃがいもと組み合わせて彩り豊かに、品種ごとに違う味わいを食べ比べしても楽しいフライドポテトです。
■材料
男爵(2個)・アンデスレッド(2個)・シャドークイーン(2個)・油・塩(適量)
1 じゃがいもはそれぞれよく洗い、皮を剥いて棒状(くし切でも)にカットします。
ボウルを3個用意し、それぞれ1時間ほど水にさらします。
2 ザルに上げ、クッキングペーパーなどで水気をしっかり取り除きます。
3 油を160℃に熱し、それぞれのじゃがいもを種類ごとに揚げていきます。じゃがいもが柔らかくなったらいったん取り出しておきます。
4 油を180℃に熱し、それぞれのじゃがいもを再度、種類ごとに2度揚げします。
5 油を切り、塩を振りかけたら完成です。
※アンデスレッド・シャドークイーンの皮は十分に剥いてください。