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2024/02/29 16:15

「わのくに菌」の実践のためにはじめた、小さな畑。

前回散布した「わのくに菌」を数日なじませた後は、「畝(うね)」を立てていきます。

「畝」とは


畝とは、高く盛り上げた土のことで、土の中の水分量を調整する機能を持っています。
家庭菜園のように小さなスペースで色々な野菜を育てたいという場合も、畝を作ることで様々な作物に合わせた土壌を作ることができます。
畝の方角は、基本的には東西に伸ばすように作るのがオススメです。東西方向に作ることで太陽がバランスよく野菜に当たるからです。



畝の種類




畝には高畝(たかうね)と平畝(ひらうね)があります。
【高畝】…15㎝以上の高さの畝。水はけの悪い土壌の表面積を広くし、通気性と排水性を良くします。水はけが良い土を好むさつまいも、根が広がるナスなどの野菜に向いていて、30㎝ほどの高さを出すとより効果的です。
【平畝】…高さが15㎝未満の畝。土が乾燥しにくいのが特徴で、水はけが悪い土には不向きです。盛る土が少なく、斜面部分も緩やかで作業が楽です。じゃがいも、きゅうり、キャベツなどの野菜に向いています。

道具

道具は全部用意しなくても、必要に応じて準備する参考にしていただけたらと思います。
また、農園によっては道具を自由に借りられる場所もあります。
まずはスコップや鍬で土を耕し、土のかたまりがあればレーキで砕いて細かくします。畝にする場所を30㎝ほどの深さまで掘り下げ、その土を盛り上げて畝を作っていきます。トンボを畝の側面に当てて整形していきます。表面がボコボコにならないように平らにしていきます。
畝の真ん中にくぼみのような低い場所ができてしまうと、雨が降った時に雨水がたまってしまうので、真ん中は若干高くしておくのがポイントです。

私たちが借りている畑は一区画25㎡なのでガイドライン用のロープなどは必要なかったのですが、広い面積での畝立ての場合は目印があると便利です。畝を立てたいスペースの四隅に杭を立てて、あとはその線に沿って土を盛り上げていけば、まっすぐの畝ができます。

畝は一度作ってしまえば年中同じ畝を使い回すことができるので、後から楽になりますよ♪

次回はいよいよ種植えについて紹介いたします。


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