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2024/02/01 11:13


約5,093kmの旅を経て、ここに届いたコーヒー豆。

ここまでの道のりもはじめての連続でした。
彼らは輸出もしたことがなく、輸出用の麻袋を縫うミシンですらちょうど届いてはじめて触るという手探り状態でした。
輸出には植物検疫を通したり、エグゼムコードを取得したり、保険手続きをしたりと準備に随分手間取りました。申請が先に進まなかったり、何度も行き来したり。これはネパールが10年前まで王様がいた国だから。国が国民のために平等なサービスを提供するという風にまだ完全には機能しきっていないという背景があるのかもしれません。
通関が無事通せて生豆が無事飛行機に乗せられるかどうかは最後までわかりませんでした。
輸出会社も探すところからでした。電話帳で軒並み調べて、業者を探しまくって、絞り込んで…とやり、最終的には輸出できる会社を設立までしました。
6月に収穫した豆が年末まで日本に届かなかったのは、こういう理由がありました。長い道のりでした。




とにかく手探りで一生懸命、同じ温度感で全てを共にしました。これが一番大切だと私たちは考えます。
国を越えた絆のもと、たくさんの人の思いと試行錯誤の末にやっと届いたこのコーヒー、一粒も無駄にはしないと決意しています。

今後は、葉豆瑠農園株式会社と連携し、苗木、ネパールの生豆自体に手を入れていくという作業の他、流通指導、支援にも力を入れていきます。ネパールから生豆の輸入と販売と共に、アムダマインズによる現地における調整・モニタリング業務を行ってまいります。
三位一体となって連携し、SDGsの1「貧困をなくそう」という一番難しい目標に向けて、精一杯力を出し切ろうと決意しています。
豆の販売やカフェ事業を通じて、皆様方にも「SDGs①貧困層をなくそう」運動に参加していただけたら、こんなに心強いことはありません。
私たちができること、伝えること、次の世代へ引き継いでいくこと…。これからも「食の和・人の和プロジェクト」を通じて実践していきます。




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