2023/04/04 14:47

宮崎県綾町で40年間、有機農業を徹底されている北野さんの農園。
3回目である今回は、「食の和・人の和」で取り扱わせていただく野菜たちについて、そして北野さんの想いをお届けいたします。
北野さんは、年間15種類ほどの野菜を栽培されています。
ひとつひとつ、どの野菜も大地の愛、人の愛、手をかけられて豊かに育った自然の恵みそのものといえます。
今回販売させていただくのは、その中から北野さん厳選の「旬の野菜7品おまかせセット」。
ラインナップは、人参・ビーツ・白ネギ・レタス4種(玉レタス・リーフレタス・フリルレタス・サニーレタス)・ブロッコリー・ミニ白菜・ジャガイモ・ごぼう・生姜の9種類のほか、今回は黒にんにく、熟成味噌も追加でご注文いただけます。

中でも一番人気の野菜は、ダントツで人参なのだそう。北野さんが作る人参は滋味深い味。特にジュース用人参が格別の美味しさです。
栽培しているのは長崎の黒田五寸人参という品種。まずこれがジュースにすると信じられない美味しさなのです。
そのもともと甘い人参をさらに美味しく甘くさせるため、北野さんは冬季に何度か、人参を霜にあてる作業をします。
綾町は寒暖差もあるので、それも甘さを引き出す要因となりますが、何より豊かな微生物が生きている土壌が、人参の味の決め手になっているのだそうです。オススメの飲み方は、ミキサーではなく、スロージューサーで作る方法。リンゴなども入れない、人参100%で飲むのが最高に美味しいです。

珍しいものとしてはビーツ。このビーツも北野さん自信作のひとつです。
美容や健康に良いといわれるビーツですが、あまり食卓には並ばない、日本ではまだ馴染みのない野菜かもしれませんが、欧米諸国ではスーパーフードとして、健康管理には欠かせない野菜のひとつとして知られています。その栄養素の高さは、“食べる輸血”“肝臓の親友”と呼ばれるほど。ビーツの詳しい健康効果については、内容が豊富なのでまた次回お伝えしようと思います。
栽培期間中、農薬、化学肥料、除草剤も一切使わない有機野菜は、長い時間をかけて土をつくり、草一本一本も手で抜いたりと、栽培の面でも経営の上でも、決して効率のいい方法ではありません。ゆえに、スーパーに並ぶ「効率の良い方法」で栽培された野菜と比較すると、安くはないかもしれません。「安さ」に価値をおいている方であれば、残念ですが北野さんの有機野菜は向いていないのかもしれません。でも、「健康」「安全」「美味しさ」「美しさ」それに「本物志向」や「持続性」、「生活の質」などに大きな価値を見い出している方であれば、きっと喜んでいただけると思います。

農業を通じて地球を再生させる
北野さんは、農業体験なども熱量高く取り組んでいらっしゃいます。農家仲間で『インサイドアウトワークス合同会社』という会社を立ち上げ、『ファーム&ウェルネス』という事業に力を注いでいます。農業体験を通して、人々のメンタルケア、メンタルヘルスに帰依できるように、定期的に実施しています。土や微生物、自然の複雑な形が人間の脳や腸に良い、という実証・認識がアメリカなどではかなり進んでいるそうです。日本でももっと進めていきたい、と北野さんは熱く語ってくださいました。
農業へのこだわりはもちろん、研究や発信など、多岐にわたって力を尽くしていらっしゃる北野さんは、農業関係の方だけでなく、様々な業界の方々から色々なオファーがあるのだそう。そんな数多くお声がけがある中で、今回なぜ「食の和・人の和」へご協賛いただくことになったのでしょうか。
「なにより池田さん(「食の和・人の和」推進室室長)との信頼関係があることです。バイヤーさんはじめ取り扱いを求められることが絶えずあるのですが、農家は普段あまり人に会わない分人を見る目が敏感になっていて、鼻が利くというか、感覚的に“この人は言うことにウソがあるかないか”みたいなものがわかってしまうので、なかなか話を進められないことも多いんです。でも池田さんに会った時、すぐ“この人、いいなぁ”って確信があって。岡山の生産者さんへの熱い想いを聞き、深く共感しました。そんな池田さんからご紹介いただいた御社(平林金属株式会社)のリサイクル業の“循環”という理念に共感したことも大きいです。「えこ便」の多数の会員様に向けて発信できることは、未来に向けておおきなメッセージにつながります。」と、弊社にも大きな期待を寄せてくださいました。

「畑レベルだけでなく、いい社会、いい日本、いい地球にしていきたい。私たちは、宮崎の小さな有機農家ですが、あなたの命になる食べ物を育てているということを忘れることなく、来年も10年後も今と同じく、ゆっくりとした自然のリズムの中で育つ、安全で美味しい野菜を作っていきたいと思います。」
最後にそうお話くださった北野さん。
私たち「食の和・人の和」にできること。
未来や環境に配慮した質の高い農産物を作っている生産者とその想いが込められた「食」を、一人でも多くの方へお届けできるよう、本当の意味での安心で豊かな「食」の実現へ向けて本気で取り組んでいこうと改めて決意しました。
まずは皆さまのもとへ綾町の土のすごさ、野菜のすごさ、込められた北野さんの想いをお届けできることを楽しみにしています。
